Nexperia、優れた電流制限精度の新しい大電流eFuseを
電源デバイス製品のラインナップに追加
七月 25, 2024
Nijmegen -- 自動リセット、低抵抗FETを内蔵し、動作時の消費電力を最小限に低減
必要不可欠な半導体のエキスパートであるNexperia(本社:オランダ、ナイメーヘン)は最新の電子ヒューズ(eFuse)製品のNPS3102AとNPS3102Bを発表し、電源デバイス製品のラインナップをさらに拡充しました。低い抵抗値(17mΩ)、大電流(13.5 A)を特長とし、リセット可能なこの電子ヒューズは下流の負荷を過電圧から保護し、電源を負荷障害や大きな突入電流から保護します。これらの新しいeFuseはSSDやハードディスク・ドライブ、サーバー、イーサネット・スイッチ、ルーターなどのデータセンターで使用するエンタープライズ向けの通信機器やストレージ機器など、さまざまな12Vホットスワップ・アプリケーション用途向けに設計されています。その他にも、5G基地局(Radio-Head)などのモバイル通信インフラや、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)などの産業用オートメーション機器の保護にも使用できます。
eFuse製品「NPS3102A」と「NPS3102B」は広い入力電圧範囲(絶対最大定格:21V)を持ち、電圧降下と電力損失を最小限に抑える低抵抗のパスFETを内蔵しています。そのため、同じパッケージ・タイプの競合デバイスでは実現できないほど高い効率で動作可能です。電流クランプ制限はILIMピンの外付け抵抗を使用することで2~13.5Aの範囲で調整できます。また、ILIMピンを使用して負荷電流をリアルタイムで測定することも可能です。両製品ともに入力過電圧時に出力電圧を制限する過電圧クランプを内蔵しており、短絡保護応答時間は2μsです。
障害が発生した後、NPS3102AのパスFETはマニュアルでリセットする必要がありますが、NPS3102Bは自動リトライを内蔵しているため、ユーザーが介入しなくても安全にパスFETの再有効化を試みます。入出力の過電圧や大きな突入電流からシステムを迅速に保護する機能に加えて、NexperiaのeFuseは10%の高い電流制限精度を持っており、下流の負荷を大電流による障害から保護します。
NPS3102AとNPS3102Bは3.0 x 3.0 x 0.75mmの小型のDFN3030-10/SOT8037-1リードレス・プラスチック・パッケージに封止されて提供されます。
Nexperiaについて
オランダに本社を置くNexperiaはヨーロッパの豊かな歴史を持ち、欧州、アジア、米国で15,000人以上の従業員を擁するグローバル半導体企業です。Nexperiaは必要不可欠な半導体の開発・製造におけるエキスパートとして、自動車、産業からモバイル、コンシューマ向けアプリケーションまで、世界のほぼすべての電子機器の基本機能を実現する部品を提供しています。世界のお客様に向けてサービスを提供しており、製品の年間出荷台数は1,000億以上に及びます。Nexperiaの製品はプロセス、サイズ、消費電力、性能における効率性のベンチマークとして高い評価を得ています。Nexperiaは革新性、効率性、持続可能性、厳しい業界要件への対応に注力しており、そのことは充実したIPポートフォリオ、製品ラインナップの拡充、IATF16949、ISO9001、ISO14001、ISO45001規格への準拠に現れています。
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